FIRE(経済的自立)を目指す中で、避けては通れないのが「教育費」の問題。
僕にも2人の子どもがいて、将来を考えるとFIREとのバランスに何度も悩まされました。
この記事では、35歳・2児の父である僕が「教育費」と「FIRE」をどう両立しようとしているのか?
実際にやっていること・考えていること・踏み切れない理由まで、正直に書いてみようと思います。
子どもに“選択肢”を用意しながら、自分も自由を目指す
FIREを考えるとき、教育費って「重たい存在」ですよね。
- 「子どもの進学先次第で、想定が全部崩れるのでは…」
- 「自分が自由を取るせいで、子どもに不自由をさせたくない」
- 「どこまで備えておけば“安心してFIREできる”のか?」
僕も、こんな葛藤を繰り返してきました。
でも最近は、こう考えるようになりました。
「完璧に備えることよりも、“足りないときに補える力”があるかが大事」
つまり、将来の不確定さに自分の裁量で対応できるかどうか。
稼ぐ力・増やす力があれば、万が一のときでも何とかなるという“自信”が鍵だと思っています。
僕がしている教育費の備え方【リアルな実践】
① 月6万円の積立(子ども2人分)
- 子ども1人あたり月3万円を貯金中(年間72万円)
- 学資保険などは使わず、定期預金など自分で管理
このままいけば、大学卒業までに1,000万円弱は貯まる計算です。
▶ ただし、これで完全に足りるとは思っていません。
② 足りないときは「その都度」対応する前提
- そのとき必要な分を、インデックス投資の取り崩し or バイト収入で補填
- すでにある貯金があればそちらを優先
- 思ったよりお金が減っていたら、その分働く
▶ FIRE後にバイトを選択肢に入れているのも、この“補填力”の一部です。
③ 児童手当は全額貯金
手をつけず、教育費として使う想定です。
▶ 細かい金額でも、「確実に残るお金」として活かしています。
④ プレゼント的なインデックス積立(特別口座)
- 月3,000円を子ども名義で積立(年間36,000円)
- 20歳か結婚する時に「お祝い金」として渡す予定
▶ 約20年で100万円近くになる見込み(利回り3〜5%想定)
▶ 投資の経験をプレゼントしたい、という気持ちも少しあります
子どもの進学想定:あくまで“真ん中ライン”
我が家では、
- 公立高校→私立大学進学
- 自宅から通学(または仕送り対応)
をベースに、極端にかかる or かからないケースの中間を想定して備えています。
- かかりすぎたら対応する
- かからなかったら将来の家族資金にまわす
▶ 見積もりは大切だけど、“想定通りにいかない”ことを前提に考えるようにしています。
FIREを決断できない理由は、教育費だけじゃない
正直、**教育費が貯まっていたとしても、すぐにFIREに踏み切れるかといえば「NO」**です。
それは、未来に対する不確実性への不安があるから。
- 「今後の社会情勢」
- 「投資環境の変化」
- 「子どもにかかる想定外の支出」
- 「親の介護・医療費」 など…
でも僕は、それに対抗できる手段が「裁量」=自分で稼ぐ・増やす力だと思っています。
まとめ:教育費に“備えすぎず、動ける自分を育てる”
- 教育費に完璧な正解はない
- 「足りなかったら補える準備」をするほうが現実的
- 貯めるだけでなく、“動ける自分”を育てることが、実は一番の備えになる
このブログでは、子育てとFIREのリアルなバランスを記録しています。
「自分の自由も、子どもの未来も、どちらも大切にしたい」そんな方のヒントになればうれしいです。